もくじ

文章力の決め手」を要約メモです。

文の基本形を確かめる(1)

「何が(誰が)、どうした」(主語と述語)

このカードの有効期限は、来年3月末までご利用いただけます。

このカードの有効期限は、来年3月末までです。
このカードは、来年3月末までご利用いただけます。

「何に(誰に)、何をした」(目的語と述語)

子供は、プールを習い始めた。

子供は、水泳を習い始めた。
子供は、プールに通い始めた。

2つの典型的な文例

主語を受ける述語がない。

文の基本形を確かめる(2)

主語を間違えない

私の動機は、この物語を教材として活用できると考えました。

私は、この物語を教材として活用できると考えました。
私の動機は、この物語を教材として活用できると考えたことでした。

主語を断りなしに変えない

学生が機会を設け、国際的に通用する人間に育って欲しい。

学生が機会を設け、国際的に通用する人間に育てて欲しい。

述語を書き忘れない

仮設住宅に行き、炊き出しや現地の子供たちと遊んだり、年配の方の面倒を見たりした。

仮設住宅に行き、炊き出しをしたり、現地の子供たちと遊んだり、年配の方の面倒を見たりした。

述語の共用にご用心

雨になったらコンビニに入って、雨宿りか傘を買う。

雨になったらコンビニに入って、雨宿りをするか傘を買う。

「ことだ」で受けるべき場合

彼の欠点は、書類の整理が下手だ。

彼の欠点は、書類の整理が下手なことだ。
彼は、書類の整理が下手だ。

文を分ければ、スムーズに伝わる

短く言い切る

文章を早速読ませていただいて、細かいところまでご丁寧に文章を直していただき、とても参考になりました。

文章を早速読ませていただきました。細かいところまでご丁寧に文章を直していただきましたので、とても参考になりました。

一度にたくさん運ぼうとしない

総行程約1400キロの遍路の旅は、今から約1200年前、弘法大師が42歳の時、人々の災難を除くために煩悩の数と同じだけ開いた88箇所の四国霊場を、後に高弟が遍歴したのが始まりとされている。

今から約1200年前、弘法大師が人々の災難を除くために、煩悩と同じ数の88箇所の四国霊場を開いた。42歳の時であった。後に高弟がその霊場を遍歴したのが、旅の始まりとされている。総行程は約1400キロである。

主役の数だけ文を分ける

私は後ろで支える地味ですが大事で誰かがやらねばならない仕事を行う庶務を志望します。

庶務は地味ですが誰かがやらねばならない大事な仕事です。私は皆を後ろで支えるその仕事を志望します。

短い挿入句は別の文にして添える

金融機関の間には、A社と異なる製品を作っており、事業の補完関係が強いB社との連携強化を模索する動きもある。

金融機関の間には、B社との連携強化を模索する動きもある。B社は、A社と異なる製品を作っており、A社と事業の補完関係が強いためである。

言葉を削れば、より多く伝わる

重複を排す

同じ言葉をすぐ繰り返さない

自分から英語で積極的に話しかけて、自分の伝えたいことが伝わった時は、自分の世界が広がったように感じた。

英語で積極的に話しかけて、伝えたいことが伝わった時は、自分の世界が広がったように感じた。

「こと」「という」を繰り返さない

自分が夢中になれることを見つけることは、大切なことである。

自分が夢中になれることを見つけるのは、大切である。

音楽に合わせて体を動かすというのは、爽快なことだ。

音楽に合わせて体を動かすのは爽快だ。

同じ意味の言葉を繰り返さない

たいていの場合うまくいかないことが多い。

たいていの場合うまくいかない。
うまくいかないことが多い。

来年の商品企画の際に参考として役立てたい。

来年の商品企画の際に参考にしたい。
来年の商品企画の際に役立てたい。

文の最初と最後に同じことを書かない

今さらA社に提携を呼びかけることは、もはや不可能に近い。

今さらA社に提携を呼びかけることは、不可能に近い。
A社に提携を呼びかけることは、もはや不可能に近い。

可能表現の重複を避ける

この企画は通りやすい可能性が高い。

この企画は通る可能性が高い。

削れる言葉は思い切って削る

最近になってやっと仕事の流れが見えてきたところだ。

最近やっと仕事の流れが見えてきた。

より短い表現を探す

もう1つ注意しなくてはいけないことがある。

もう1つ注意すべきことがある。

文頭をシンプルにする

私にとって、理系・文系という枠組みに疑問を持っている。

私は、理系・文系という枠組みに疑問を持っている。

動詞をシンプルにする

ただ今、ダイヤ乱れが発生しております。

ただ今、ダイヤが乱れております。

言いたいことを明確にする

考えていないことは書かない

住居には住人の歴史がつまっています。新築に建て替えるのではなく、既存の建物を人から人へとつないでいくという御社の提案に興味を持ちました。

一生同じ家に住むのではなく、家族構成やライフスタイルの変化に応じて、最もふさわしい家に住み替えるという御社の提案に興味を持ちました。

考えている大事なことは抜かさない

私は食品の開発をしています。営業職の同期の人からは、「おいしいものを作ってくれ」と言われます。おいしさという感覚は、人によって違います。

私は食品の開発をしています。そのような立場上、営業職の同期の人からは、「おいしいものを作ってくれ」とよく言われます。しかし、おいしさという感覚は、人によって違います。

伝えるべきことを絞り込む

「今、ここで伝えるべきことは何か」を見極め、「他のことは、他の機会に伝えよう」と割り切る。

いきなり核心に入る

意味のない前置きを聞かされるのは退屈なもの。思い切っていきなり本題に入る。

明確に書く

基本的な言葉を正しく使う

似た言葉と混在している場合

例え反対されても

たとえ反対されても

すごい気を使います。

すごく気を使います。

言葉の意味を取り違えている場合

始めたきっかけは、友人に勧められたからでした。

始めたきっかけは、友人に勧められたことでした。
始めたのは、友人に勧められたからでした。

本来の意味を忘れてしまった場合

津波の被害がとても増えた。

津波の被害が大きかった。

能動と受動(受身)を使い分ける

走行テストが再開しました。

走行テストを再開しました。
走行テストを再開されました。

「する」と「させる」を使い分ける

新しいチームを発足したい。

新しいチームを発足させたい。

この法案を成立しなければならない。

この法案を成立させなければならない。

「なる」と「する」を使い分ける

その上司は、周りを明るくさせる。

その上司がいると、周りを明るくなる。
その上司は、周りを明るくする。

列挙する時は、品詞を揃える

英語力のさらなる向上と、海外の友人を増やすため、留学期間を延長した。(名詞、動詞)

英語力のさらなる向上を図り、海外の友人を増やすため、留学期間を延長した。(動詞に統一)

「てにをは」(助詞)を正しく使う

「に」と「で」

コンビニでは年賀状も置いてある。

コンビニには年賀状も置いてある。
コンビニでは年賀状も売っている。

「に」と「を」

与えられた任務を、全力で取り組んできました。

与えられた任務に、全力で取り組んできました。

「を」と「で」

自分で稼いだお金で、車を買う資金にする。

自分で稼いだお金を、車を買う資金にする。
自分で稼いだお金で、車を買う。

「を」と「が」

今テレビで、天気予報がやっている。

今テレビで、天気予報をやっている。

不要な「てにをは」の混入

スタッフ同士でのチームワークが大切です。

スタッフ同士のチームワークが大切です。

必要な「てにをは」の脱落

雨の中の釣りで味わう、水と一体感が非常に好きです。

雨の中の釣りで味わう、水との一体感が非常に好きです。

分かりやすく書く

因果関係を明らかにする

【原因】初対面の人とも臆せず付き合うことができる。
【結果】未知の環境に飛び込むことができる。好奇心が強く、行動力、積極性がある。

私は初対面の人とも臆せず付きあることができます。そのため、未知の環境に戸惑うことなく飛び込むことのできる好奇心の強さと、行動力、積極性が強みです。

曖昧接続を避ける

その試みは企業姿勢として素晴らしく、他社も追従する可能性を感じます。

その試みは企業姿勢として素晴らしいので、他社も追従する可能性を感じます。

順接と逆接を明確にする

【順接】ので、から、したがって、よって、だから、ゆえに、そのためで、そのような訳で、それだからこそ、そこで、それで、そのため、その上、そうだとすれば
【逆接】しかし、が、だが、ところが、でも、けれども、その反面、逆に、そうは言っても、ただし、それにもかかわらず、それでも

他の意味に取れる表現を避ける

何卒その日はお2人で進めてください。

何卒打ち合わせの日程の変更をお願いします。

箇条書きにしてみる

  1. どんな項目がいくつ列挙されているのかが、一目でわかる。
  2. 話の全体像や、各要素の相互関係、階層構造がつかみやすくなる。
  3. 1項目ずつ質疑応答したり、議論したりすることができる。
  4. 文字数をかなり少なくすることができる。
  5. 飾りの部分やレトリック(修辞)が取り去られるので、言いたいことが明確になる。
  6. 不適切な表現や論理的矛盾、飛躍、重複なども明らかになる。

表にしてみる

いくつかの数字を並べるには、表にすると伝えたいことが瞬時に伝わる。

読み手に謎をかけない

主役を早く登場させる

学生時代に私が夢中になったことを書こうと思う。中学時代に夢中になったことは部活動である。私は誘われて剣道部に入部した。

中学時代、私は誘われて入った剣道部の部活に夢中になった。

修飾語は直前に置く

男性向けの従来のものよりも大きいサイズのパンを開発したい。

従来のものよりも大きいサイズの、男性向けのパンを開発したい。

まず結論を、次に理由・背景を

テキパキと前に進むような話の組み立てを行う。

読み手に謎をかけたまま終わらない

私は、人の命に関わる仕事をしている両親のもとに生まれました。

父は医師で、母は看護師だったのです。

共感が得られるように書く

目に浮かぶように書く

共感を得られるようにするために最も大切なのは、「目に浮かぶように書く」こと。

いきなり具体的なエピソードを書く

私はたとえ壁にぶつかっても、それを乗り越えるまで挑戦し続けます。

私は小学生の時から父子家庭で育ちました。父は私が学校へ行くよりも早く仕事へいき、帰宅は私が寝る前でした。

自分のことも、事実に淡々と語らせる

私は高い想像力を持っています。

私は相手の身になって感じたり考えたりする想像力を磨こうと、いつも心がけています。

強調語を使い過ぎない

そこで経営陣の決断力が非常に問われることになる。

そこで経営陣の決断力が問われることになる。

凝った表現は避ける

ふと気づくと、夢中になって子供たちを応援している自分がいた。

ふと気づくと、私も夢中になって子供たちを応援していた。

読点は意味の切れ目に打つ

長めの「主語」の切れ目に

当社で働く人たちの多くは地元で生まれた。

当社で働く人たちの多くは、地元で生まれた。

長めの「目的語」の切れ目に

我が子の必死の表情やとびきりの笑顔を写真やビデオに収めておきたい。

我が子の必死の表情やとびきりの笑顔を、写真やビデオに収めておきたい。

「原因」と「結果」、理由」と「結論」の間に

ゆっくりしたペースで登るようにしたので最後までスタミナが切れなかった。

ゆっくりしたペースで登るようにしたので、最後までスタミナが切れなかった。

「状況・場」と「そこで起きていること」の間に

ロンドンでの研修を終え、帰国した時に妻が空港まで迎えに来てくれた。

ロンドンでの研修を終え帰国した時に、妻が空港まで迎えに来てくれた。

「前提」と「結論」の間に

常に笑顔でいればコミュニケーションが生まれやすい状況になる。

常に笑顔でいれば、コミュニケーションが生まれやすい状況になる。

時間や場面が変わるところに

父は3年前に、定年退職をして今は趣味に打ち込んでいる。

父は3年前に定年退職をして、今は趣味に打ち込んでいる。

逆接に変わるところに

英会話の進歩をなかなか実感できないが毎日勉強は続けている。

英会話の進歩をなかなか実感できないが、毎日勉強は続けている。

対比したり、言い換えたりする時に

コンビニは第2の冷蔵庫と呼ぶ人もいるほど私たちの生活に欠かせない存在になっている。

コンビニは第2の冷蔵庫と呼ぶ人もいるほど、私たちの生活に欠かせない存在になっている。

別の意味に取られないために

思いがけない場所である人とであった。

思いがけない場所で、ある人とであった。

隣同士の修飾語の間に

これは当社がデザインした婦人服用のボタンです。

これは当社がデザインした、婦人服用のボタンです。

読点で意味のつながりを断ち切らない

発売から、わずか3日で切符は売り切れました。

発売からわずか3日で、切符は売り切れました。

長文をスッキリ構成する

段落とその骨子

段落の長さと数

1つの段落は平均150〜200文字程度に抑える。

骨子

著者は、各段落の内容を1行程度に要約したものを、段落の「骨子」と読んでいる。骨子を整理し、それに沿って書けば、全体の構成はまとまりのあるものになる。

同じ話はまとめて書く

同じような話を飛び飛びに何度も書かないで、まとめて1ヶ所に書く。

「しかし」「しかし」を繰り返さない

同じ話はまとめて書き、「しかし」「しかし」と話が行ったり来たりするのを防ぐ。

基本は時系列

今はもう辞めてしまったが、ボストンへ短期留学する前、私はこの英会話教室に小学生の頃から通っていた。高校生の時、引っ越しをしたのでこの教室が遠くなってしまったが、それでも電車で往復一時間かけて通い続けた。

私はこの英会話教室に小学生の頃から通っていた。高校生の時、引っ越しをしたのでこの教室が遠くなってしまったが、それでも電車で往復一時間かけて通い続けた。大学入学後も、ボストンへ短期留学する前までずっと通っていた。

話は1つずつ済ませる

まず問題点(1)について、その内容や原因、解決策を述べて話を完結させ、それから問題点(2)に移る。

骨子で構成を考える

長い文章を書き始める前に、書く段落の骨子を整理した設計図を作る。

レイアウトや表記に気を配る

ホワイト・スペースを活用する

文章は一目見て読みやすそうな、美しいレイアウトで書かれていることが大切。

  1. 周囲のスペースをゆったり取る
  2. 行間を適切に空ける
  3. 段落の後のスペース、1行スペースを活かす

パターン認識

見慣れた言葉を、最初から1つの固まりとしてパターン認識し、瞬時にその意味を理解している。

なんとかしてあげたいけれどどうしていいのかわからない。

何とかしてあげたいけれど、どうしていいのか分からない。

見出しを適切につける

  1. 大項目を視覚的に明らかにする
  2. 内容を特定できるような見出しを付ける
  3. 見出しのフォントを変える

「」を活用する

ビジネスマンは、自分の健康は自分で守らなければならないと自覚すべきだ。

ビジネスマンは、「自分の健康は自分で守らなければならない」と自覚すべきだ。

漢字ではなく仮名で書く言葉

良く潜りに行く

よく潜りに行く

それをやった所で、得られるものはあまりない。

それをやったところで、得られるものはあまりない。

横書きでも漢数字を使う言葉

数十人、数百件、五十数億円
第二次世界大戦、日本三景、富士五湖
一番、一人旅、三度目の正直
一日一日、一人一人、三権、七つの海
三回忌、春の七草、歌舞伎十八番

話し言葉の影響を避ける

無意味な飾りを取り去る

「の方」

新製品の方をご紹介させていただきます。

新製品をご紹介させていただきます。

「形」

グラフのこの線が、マーケットシェアという形になっています。

グラフのこの線が、マーケットシェアを示しています。
グラフのこの線が、マーケットシェアです。

「中」

私の中で

私は

「流れ」

そこで流れとしてまず、

そこでまず、

「自身」

私自身

私は

「自体」

釣り自体には、

釣りには

「に対して」

課題に対して

課題を

「なります」

強みになります。

強みです。

「いく」「くる」

ここで塩・コショウをしていきます。

ここで塩・コショウをします。

短縮表現を避ける

動詞(述語)を端折らない

私は建て途中の家を買いました。

私は建てている途中の家を買いました。

文頭の「結果」「正直」「基本」などを避ける

結果、交渉はうまくいきました。

その結果、交渉はうまくいきました。

文頭の「なので」を避ける

なので今後普及が進むと予想されています。

ですから今後普及が進むと予想されています。

「ら」抜き言葉を避ける

和服をひとりで着れる

和服をひとりで着られる

逃げ表現を避ける

「かな」「みたい」「感じ」

それは羨ましいかな、みたいな。

それは羨ましいな、と思います。

「とか」「たり」

とか思います。

と思います。

「的には」

私的には

私は

「部分」

来てしまっている部分があります。

来てしまっています。

ずらした表現を避ける

「個」

一個上の先輩

一つ上の先輩

「子」

中の良い子

中の良い友人

「そそる」

そそられます。

惹かれます。

「はまる」

野菜作りにはまっています。

野菜作りに凝っています。

「癖になる」

書き言葉には使わない。

「気になる」

私が気になった製品

私が注目した製品

「もらう」

元気をもらいました

元気づけられました

「そこまで」「ここまで」

この分野ではそこまで表れていません。

この分野ではそれほど表れていません。

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