アメリカのマーケティングや投資の本っていうのは、なんだか香ばしい香りがするので避けてきた。でもこの本だけは気になっていて、改訂版が出たので手にとってみた。お金の哲学としては、幸いにも自分の中に備わっていたものもあったが、こうやって読んでみると心に刺さる。

以下、「【改訂版】金持ち父さん 貧乏父さん」を要約メモです。

金持ち父さんと貧乏父さん、二人の父がいた。一方の父は「一生懸命勉強をしろ、そうすればいい会社に入れるから」と励ました。もう一方の父は「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社を買うことができるから」と励ました。

中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる。

お金があればすべての問題が解決すると思っている人はこの先、苦労するだろう。問題を解決してお金を生むのは頭脳。フィナンシャル・インテリジェンス(お金に関する知性)の乏しい人が持っているお金はすぐに無くなる。

金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、それを資産だと思い込む。

資産はポケットにお金を入れてくれる。負債はポケットからお金をとっていく。

家や車は、資産ではなく負債と考えること。家を手に入れると固定資産税など税金の負担も増える。いずれ収入が増えれば税金も増える。収入/支出に続いて負債も増えていくという、ラットレースの罠にはまる。

家を買うなということではなく、資産と負債の違いを理解するべき。

家というのは、ただの「物」ではなく、感情的な意味を持っている。強い感情はフィナンシャル・インテリジェンスを鈍らせることがある。

  1. 時間を失う。他の「本当の資産」に投資していれば、ローンを返している間にその価値が上がったかも知れない。
  2. 投資にまわせるはずの資産が減る。
  3. 教育を受ける機会を失う。

資産が大きければ、そこから生まれる収入が支出を上回り、あまったお金をふたたび資産に回すことができる。

昔の日本人は「刀と玉と鏡の力」を信じていた。刀は武器の力を象徴している。玉はお金の力。鏡は己を知ることの力を象徴している。

頭のいい人は、自分より頭のいい人を雇う。

学校は、雇い主としてではなく、雇われる側として優秀な人間を育てるための場所だ。

収入が雇い主に依存している状況では、たとえ一生に一度のチャンスが来たとしても、そのチャンスを活かすことができない。

会社に勤めていて持ち家を持っている人が「働いてる」という場合、次の3つのことを意味している。

  1. 他人のために働く。その会社のオーナーあるいは株主を金持ちにするために働いている。
  2. 政府のために働く。政府はあなたの給料から分前を差し引く。
  3. 銀行のために働く。住宅ローンの返済やクレジットカードの返済など。

バックミンスター・フラーの言葉では、富というのは、いま仕事をやめたとして、あとどのくらい生きていけるか、その能力を指す。

  • 金持ちは資産を買う。
  • 貧乏人の家計は支出ばかり。
  • 中流の人間は資産と思って負債を買う。

マクドナルドのビジネスは、ハンバーガーを売ることではなく不動産業。マクドナルドのフランチャイズ権を買った人は、その店舗の土地を買うための代金を、マクドナルドの代わりに支払っているのと同じことをしている。

職業とビジネスには大きな違いがある。「きみのビジネスは何?」すると相手はこう答える。「銀行だ」それに対して「銀行を経営しているのか」と聞き返すと「いや、銀行で働いているんだ」という答えが返ってくる。

職業とは別にビジネスが必要。自分のビジネスを持つことが、本当の資産を持つことにつながる

本当の資産とは

  1. 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。会社を所有しているが、運営は他の人がやっているなど。自分がその場にいて働かなくてはいけないものは、自分の「仕事」。
  2. 債券
  3. 収入を生む不動産
  4. 手形、借用証書
  5. 音楽、書籍などの著作権、特許権
  6. その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など

中流以下の人がお金を手にすると、まず贅沢品を買おうとするのに対して、金持ちは贅沢品をあとに回す。本物の贅沢は、本当の資産に投資し、資産を増やした結果与えられるいわば「ご褒美」。

お金と同時に大きな力も手に入るが、それを維持し、何倍にも増やすためには適切な知識が必要。知識は力。

賢くなれば、それほど人生につつきまわされなくなる。法律を知らないと高くつく。自分が正しいとわかっていれば、反撃するのを恐れることはない。

フィナンシャル・インテリジェンスとは

  1. 会計力。数字を読む能力。
  2. 投資力。戦略と方式を決め、活用するには想像力を持つ右脳が重要。
  3. 市場の理解力。投資のファンダメンタルに加えて、テクニカルな側面を知る必要がある。
  4. 法律力。税の優遇措置や保護に関する知識有無の差は、長期的にみた場合非常に大きい。

会社を持っている金持ちは「稼ぐ、お金を使う、税金を払う」
会社のために働いている人は「稼ぐ、税金を払う、お金を使う」

個人の才能の開花を邪魔する最大の要因は、過度の「恐怖心」と「自信のなさ」にある。

歴史上かつてなかったほど興奮に満ちた時代に生きている。フィナンシャル・インテリジェンスを高めるのは、これからの時代ほど面白い時代はない。

投資家には、あらかじめパッケージ化された投資を買う人たち、投資を自分で作り出す人たちの二種類がいる。

最大の財産は「知っていること」。最大のリスクは「知らないこと」。

「専門化」というのも良いが、「広く浅く知る」というのも重要。

高い教育を受けた父にとっては「安定した仕事につくこと」がすべてだった。一方、金持ち父さんにとっては「学ぶこと」がすべてだった。

学ぶべきことはリーダーシップ。有能なリーダーでなければ、銃で背後から撃たれる。

従業員は首にならない程度に一生懸命に働き、経営者は従業員がやめない程度に給料をあたえる。

マクドナルドのハンバーガーよりも美味しいハンバーガーを作れる人はたくさんいるが、マクドナルドのような優れたビジネス戦略を持っている人は少ない。

会社から会社へと移るなら、専門にこだわらずに、「稼ぐ」ことより「学ぶ」ことに重点を置いた方がいい。

セールスとマーケティングの能力は重要。コミュニケーションや交渉の仕方がうまくなり、拒否されることに対する恐怖心をコントロールすることができるようになれば、それだけ人生が楽になる。

テキサス人は失敗を葬り去ったりはしない。失敗によって意気を奮い立たせる。失敗を受け入れ、それを元気の源に変える。

収入があったら自分に対する支払いを先にすること。支払いをしなければならないというプレッシャーが原動力になる。

強い目的意識を持つ。何かをやる「理由」あるいは「目的」は、「やりたい」という気持ちと「やりたくない」という気持ちが組み合わさったもの。

毎日自分で道を選ぶ。選択する力を手に入れる。本当の唯一の資産は頭脳。投資をする前に、まず自分の頭脳に投資をする。

友人を慎重に選ぶ。その人の財力では選ばない。

多数派の動きに逆らって行動するだけのガッツを持つ。

  1. 自分で返済をしなければならないような大きな借金はしない。経費を低く抑える。まずは資産をつくる。
  2. 収入が少ない時でも貯蓄や投資用の資金を取り崩したりせずに、外からのプレッシャーが大きくなるにまかせる。

単なる投資利益率以上のものに注意を払う。つまり、元手を回収した後にただで手に入る資産。

借金で贅沢品を手に入れることを覚えた人は、隣の人が持っているものは何でも手に入れるという罠にはまっていく。

他人に何かを与えたのに何も戻ってこなかった、もしくは戻ってきたものが自分の欲しいものとは違っていたというのは、見返りを期待しているという下心があるということ。

いまやっていることをやめる。生活を振り返り、いまうまくいっていることは何か、うまくいっていないことは何かを見極める。

新しいアイデアを探す。自分がまったく知らないような「やり方」について書かれた本を買う。

自分がやりたいと思っていることをすでにやりとげた人を見つける。

買付申込をたくさんする。それが適正な価格かどうかは、その物件を欲しいという人が別に現れるまで決してわからない。

買い手を見つけてから売り手を探す。パイはまるごと買ってから分ける。一切れのパイしか買わないから割高になる。

歴史から学ぶ。行動をする。

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