フリーランスという立場上、社長さんやオーナーさんとお話しする機会がたびたびあって、相反する2つの想いが混在する苦しみっていうのはよく聞くのです。

あび、あんばび、あんば… アンビバレンス(両面価値)といいます。「好きだけど嫌い」みたいな、経営者の目をもってしまったがゆえの苦しみですね。

感情と知りたいこと、それが伝わらないこと

たとえば「プレイヤーと監督というお話」があります。

仕事のスケジュールを立てていたのに、社員がそのスケジュールに遅れてしまいました。「無理なく可能なスケジュールを教えてください」と連絡しました。「ごめんなさい!すぐにやります」と返ってきました。

叱られる!怒られる!と考えてしまうのが社員根性ではないかと思います。上司や先方に迷惑をかけているのを自分でも分かっているわけですから、とにかく後ろめたい気持ちでいっぱいなのです。

経営者目線で考えると、きっとこうなります。

遅れたのは仕方がないのでスケジュールを組み直すために、無理なく可能なスケジュールを聞いたつもりでした。叱っているのではなく、遅れたスケジュールを調整したいのです。

「寝坊しました。ごめんなさい!あとで土下座します!」ではなくて、遅れたものはどうにもならないのだから、何時に到着できるのか連絡が欲しい、そういうことですね。

会議での発言

会議では「人vs人」ではなく「意見vs意見」であることの認識を、会議に参加する全員が理解していることが必要ですよね。イエスマンにならず、わざと意見をぶつけてみることが大事なのだと思います。

たとえ自分個人の意見はAであっても、今回の会議はBの立場で会議に参加するなど、満場一致しそうなプランでも揉んでみればさらに良い爆発が起こったりもすると思います。

こちらの関連記事もあわせてどうぞ!