以前、フリーのパタンナーさんに会って色々とお話をさせていただきました。その内容を箇条書きでメモ。

パターンを起こすためには、東レの「パターンマジック」などのソフトを使うのですが、これがレンタル5万/月、買取だと300万という、悪く言うとどんぶり勘定ソフト。なので個人の場合は手でパターンをひいていることが多いようです。
個人にパターンをお願いすると1型だけで数万円かかってしまうことになるので、工場のパタンナーなどにお願いしたほうが安くできる場合が多いようです。しかし、コミュニケーションがうまくいかないと修正費がどんどん上がって行く結果になります(これはアパレルに限らずですが)。

サンプルを持ち込んで、それを元に部分的に変更したり、シルエットを変えたり、グレーディング(サイズ展開)を行う場合だと、工賃が@200〜400円上がるくらいで対応できる場合が多い。

生地を自分で選んで仕入れて、それをパターンと一緒に工場に持ち込めば製造が可能。一般的なカットソーであれば、一反から50〜70着くらい作れる。

デザイン画は、画像や平面画で十分伝わるとのこと。特にプリント指示の場合は平面図を元に作業を行うので、襟から何センチなどが分かるようなものがあれば大丈夫。

バイヤー向けの展示会などでは、結果的に2,3社と契約できる場合が多い。ものによっては5社以上と契約できることもある。

工場は、コレクションの製造時期である3,10月に混み合う。主にカットソーを中心に行っている工場だと10月は空いてる場合もあるかも。長袖もあるので分からないけど。

大量生産が入った場合だと、その中にうまく入れてもらうことができるかどうかで生産時期が大きく変わる。

小ロット対応可の工場が増えているが、その分単価が上がる。最近ではカットソーが10,000円近くで販売されているのはその影響。

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