アパレル業界の動向とカラクリがよーくわかる本」を元に要約メモしておきたいと思います。

モノと情報の流れ

様々な企業を通して製品から商品へと変化していく商流、マーケティングなどの情流。この2つは欠かせないビジネスフロー。

アパレルとマーチャンダイジングフロー

よりお客様に近い視点で商品を企画・製造・販売していくための戦略がマーチャンダイジング(MD)。MDの6適と言われる6つのポイントは以下。

  • 適時(お客様の欲しいときに)
  • 適品(お客様の欲しいものを)
  • 適価(お客様の欲しい価格で)
  • 適量(お客様の欲しい量だけ)
  • 適サービス(お客様の欲しいサービス)
  • 適場所(お客様の欲しい提案で)

展示会の意義

取引先別仕入条件確認リストの例。

  • 掛け率(例:55%)
  • 取引形態(例:条件付き買取)
  • 返品対応
  • 納期(例:毎月20日)
  • ペナルティ条項(例:納期遅れの場合のみ掛け率3%変更可能)
  • 追加発注
  • 値引対応
  • 期末対応
  • 商品交換
  • 掛け率交渉の有無(例:月額500万円以上で可)
  • 補足(例:毎月メールで消化率を報告)

「下代は上代の5掛けで」とは、卸値は店頭販売価格の50%という意味。

生産管理の本質

一般的には、生産ロットが少なく単価が高く、ディテールにこだわる商品の場合は国内の縫製工場。生産ロットが大量で単価はそれほど高くなく、一定の基準をクリアすればよいという場合は海外工場。また、縫製工場にはニットが得意、ジャケットが苦手など、それぞれ得意・不得意がある。

品質管理が無ければ商品にはならない

品質管理が徹底できている企業

  • 品質にこだわっているので取引の主導権が握れる
  • 品質に自信があるので積極的な提案ができる
  • 値引・返品がなくなる
  • サンプル代はかかるがアフターフォローにかける時間は少ない
  • 収益性が向上する
  • 生産性の高い企業となる

品質管理が徹底できていない企業

  • 品質が悪いと主導権がとれない
  • 品質が悪いとクレームが増える
  • クレームが増えるとクレーム対応が増える
  • 値引を要求される
  • 返品・交換を要求される
  • ブランドイメージが落ちる
  • 企業としての信用がなくなる
  • 生産性の低い企業となる

販売計画とプロモーション戦略

広報(PR)

  • ニュースリリース
  • プロダクトプレイスメント
  • 出版
  • PR誌
  • PRイベント
  • 音楽タイアップ
  • 映画タイアップ
  • 番組タイアップ
  • 企業コラボレーション
  • 商品開発

マス広告

  • テレビ
  • ラジオ
  • 新聞
  • 雑誌
  • 交通広告
  • 野外看板

SP広告

  • 会社案内
  • DM
  • ホームページ
  • プロモーションビデオ
  • POP
  • プレミアムキャンペーン

ネット広告

  • バナー広告
  • リスティング広告

ネットPR

  • ブログ
  • SNS
  • SEO・SEM

ブランド浸透ツール

  • コンセプトブック
  • クレド
  • 経営方針発表会

アパレルの職種

  • デザイナー
  • パタンナー
  • プロデューサー
  • マーチャンダイザー
  • 営業
  • プレス
  • ファッションアドバイザー(FA)
  • スタイリスト
  • バイヤー

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