心理学入門」を元に、要約メモしておきたいと思います。

フロイトが考えた、性格の違いを生むもの

現実をあるがままに受け入れるとあまりに苦痛なので、自我は「防衛機制」を働かせることによって回避する。ぐっと腹立ちを抑えるのが「抑制」、人にあたるのが「置き換え」、言い訳を考えるのが「合理化」、その経験をバネにするのが「昇華」、直面したくない状況から逃げるのを「逃避」、本来の要求と逆の態度をとる「反動形成」などがある。

ロジャースが考えた、現象学的自己理論

意識している自分自身のことを「自己概念」という。自分は大胆な性格だと思っていると、ジェットコースターで怖がる自分を受け止めることができない。

総合失調症(精神分裂病)とはどのような病気?

誰かが命令する声が聞こえたりなどの幻覚・幻聴や、誰かに操られているように感じたりなどの妄想を抱くことも多い。無表情に見えるが、心の中は強い恐怖や不安でいっぱい。

自己催眠で自律神経を調整する自律訓練法

  1. 背景公式:気持ちが落ち着いている。
  2. 四肢重感:右腕が重い、左腕が重い、右足が重い、左足が重い。
  3. 四肢温感:右腕が温かい、左腕が温かい、右足が温かい、左足が温かい。
  4. 心臓調整:心臓が規則正しく動いている。
  5. 呼吸調整:楽に呼吸している。
  6. 腹部温感:お腹が温かい。
  7. 額部涼感:額が涼しい。

エディプス・コンプレックスが与える影響

男の子が性に目覚めると、母親に性的な関心を抱き、父親に嫉妬し、憎しみを抱くようになる。同時に自分の父親に敵意を抱いていることに罪悪感を抱く。同性の親への敵意を抑制することで大人になっていく。

ユングが考えた2つの無意識とは?

その1つは「個人的無意識」で、忘れ去られた個人的な経験や、普段は意識にのぼらない衝動や願望を指す。もう1つが「集合的無意識」で、あらゆる人間の心の奥底に蓄積されているもの。

認知心理学の成果を取り入れた認知行動療法

  1. 刺激となる場面
  2. 目標とする行動
  3. 目標とする行動を強化するためのもの
を設定する。たとえば、
  1. 大勢の前で意見を求められた場面
  2. 自分の考えや意見を述べることができる
  3. みんなから賞賛の拍手を受ける
のように決める。1、2がイメージできたら、3のイメージを浮かべることによって、2の行動を強化する。

自我状態を分析して人間関係に役立てる交流分析

  • CP:〜しなければならない(義務感・責任感)
  • NP:〜してあげる(母性)
  • A:〜と思う(客観的判断)
  • FC:〜したい(主張性)
  • AC:〜してもいい?(気づかい)
こうした5つの記号を用いて自我の分析を行い、一定の組み合わせが円滑なコミュニケーションをもたらすと考える。

家族全体のトラブルの解決を支援

母親が子供に爪を噛む癖をしかると、子供は気にしてかえって癖が出るといったマイナスのコミュニケーション・サイクルが起こる。また、発せられる言葉と感情(表情)が矛盾したまま同時に伝えられる「二重拘束(ダブル・バインド)」と呼ばれるコミュニケーション・パターンがある。

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