【デザインのデザイン】08_デザインの領域を再配置する
2009-07-03

「デザインのデザイン 」を元に、要約メモしておきたいと思います。
世界グラフィックデザイン会議
デザイナーは本来、コミュニケーションの問題を様々なメディアを通したデザインで治療する医師のようなもの。頭が痛いからといって「頭痛薬」を求めてくる患者に簡単にそれを渡してはいけない。診察するとそこには重大な病気が隠れているかも知れない。「頭痛薬」を売ることに専念しているデザイナーは安価な頭痛薬が世間に流通すると慌てることになる。
情報の美へ
デザイナーが情報に関与するポイントは「質」である。「情報の美」という頂上へのアクセスルートとして次の3つのルートを設定することにした。
- 分かりやすさ
情報の質の基本。情報の核心を誰もが採取しやすい状態にやさしく整理整頓すること。
- 独創性
分かりやすいだけでは人の意識にアピールしない。オリジナリティのある表現が情報に付与されていることで、人はそれに興味を示し、感動し、まだその情報を尊重する。 - 笑い
極めて精度の高い「理解」が成立している状態を表している。内容を理解していないで人は笑わない。それをさらに別の角度から鑑賞する余裕を持ったときにはじめて笑いが発生する。
情報とデザインをめぐる3つの概念
- コミュニケーション・デザイン
最も広義に解釈した情報デザインの捉え方。デザインの領域を他のコミュニケーション領域との比較や類推で捉えるとき、その発想を飛躍的に広げてくれる概念。
- ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン
視覚領域のデザイン。言語性そのものではなく、文字の視覚性が発する別の意味形態を扱う「タイポグラフィ」や「コンクリートポエトリー」のようなものになる。視覚の中にも他の感覚が含まれる限り、それは人間のセンサーで感知できる全てのものがそこに含まれることになる。
- グラフィック・デザイン
「図」とは「地」に対する概念。様々な情報がノイズのように飛び交う情報の海もまたカオスである。その中から意味のある形質が立ち上がってくる。
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